Thursday, November 30, 2006

 

深層心理

Wed, 11/29/2006

 29日のスペイン語の授業では、未来を表すのに接続法を使う場面について勉強した。代表的な例では、Cuando(英語でWhen)の節の内容が未来の時、節内の動詞は接続法。先生はこのことについて、スペイン語圏(のカトリック)では、過去思考が強く未来のことは決して定かではないから接続法を使うと説明した。(英語では現在形を使うし、フランス語では未来形を使うようである。)
 カトリックの思考の話については、たとえ信仰を持っていなくてもカトリックの環境で育った人(スペイン語圏の人)にはカトリックの考えが意識の深層にあると話していた。例えば、裕福であることよりも貧困に心を寄せる、というようなことである。hitianaのJもblasileñaのEも、このことについて強く同意していた。
 また別の話だが、前々から気になっていたメキシコでの"Norteamérica"の範囲について先生に訊いてみた。彼によれば、"Norteamérica"は合衆国を指し、"América del Norte"はカナダ、合衆国、メキシコを含めるようである。カナダと合衆国のみを指す言葉("Angloamérica"か?)は一般的に使われないようだ。これらの名称については人によって定義は様々だろうが、"Latinoamérica"に対称となるような言葉("Angloamérica")が普通使われないのはどうしてか。日本語でも使わない。「北アメリカ」がカナダと合衆国を指す言葉として定着している向きがあるからだろうか。あるいは、"Angloamérica"に仏語圏を含められないからか。"Latinoamérica"がフランス人による造語だったからか。(余談だが、"Texas"は"tejas(屋根瓦)"の意味であることがわかった。)
 CEPEの授業後、県人会の友人Lの家へ行き、一緒に日本語を勉強。家に帰る途中、近所のGuadalupe像にクリスマスの飾り付けがしてあるのに気づいた。メキシコでは、街の至る所でGuadalupeや聖人の像が敬拝されているのだ。(後日写真掲載予定。)

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